筋肥大のスパイラルをつくろう

「インナーマッスルはアウターマッスルよりも重要である」。とある競技の日本代表選手の考え方です。また、「インナーを鍛えれば、身体の芯から脂肪は燃焼される」という考え方をされるフィットネス愛好家の方もいます。実際のところ、それは本当なのでしょうか。

アウターマッスルは外側から見える浅い位置にあります。ボディラインに大きな影響を及ぼし、立つ・座る・持ち上げるなどの日常生活では勿論、スポーツ動作も関節を大きく動かすアウターがあればこそ。一方でインナーマッスルは体の奥、深い位置にある筋肉です。大腰筋や腸骨筋などがそれにあたります。

関節を安定させててきせつな位置に保ちながら、ダイナミックに動く、或いは重いものを持つといった時に使われます。それは筋トレでも変わらず、ケガをするリスクを避ける為にも、インナーを働かせて関節を固めるのです。

インナーを鍛えれば、アウタートレーニングのパフォーマンスも向上します。とはいえ、アウターを鍛えなければ扱える重量も伸びませんし、アウターのような大きな筋肉はエネルギーの消費が大きく、脂肪燃焼量も大きいのです。

せっかく筋トレしているのですから、アウターを鍛えて理想を目指す、インナーを使って関節の安定性を高める、筋トレの効率アップというスパイラルを構築してしまいましょう。